Columnデジタルサイネージマガジン
LCDパネルとLEDパネルの違い
デジタルサイネージの導入をご検討中の皆様、
または既にご利用中で更なる活用をお考えの皆様、こんにちは!私たちはデジタルサイネージのLEDビジョンの販売施工を専門とする業者です。
今回は、デジタルサイネージを選ぶ上で非常に重要な要素である「表示デバイス」について、その主要な2つの種類、「LCDパネル」と「LEDパネル」に焦点を当て、それぞれの違いを分かりやすく解説します。
貴社のデジタルサイネージ導入がより効果的なものとなるよう、ぜひ最後までお読みください。
Contents
1. デジタルサイネージとは? その多様な活用シーン
まずはじめに、デジタルサイネージとは何かを簡単にご説明します。デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイやLEDディスプレイなどの電子表示機器を用いて、文字や画像、動画などの情報を表示するシステムのことです。従来のポスターや看板とは異なり、表示内容を遠隔から瞬時に変更・更新できるため、タイムリーな情報発信や、動きのある表現で高いアイキャッチ効果を期待できます。
駅や空港、商業施設、店舗、オフィス、イベント会場など、私たちの身の回りのあらゆる場所でデジタルサイネージを見かけるようになりました。顧客への情報提供、広告宣伝、集客、業務効率化など、その活用シーンは多岐にわたります。
2. 表示デバイスの選択が重要である理由
デジタルサイネージの導入において、どのような情報を表示するか、どこに設置するか、そしてどれくらいの費用をかけるか、など様々な検討事項があります。その中でも、表示デバイスの選択は非常に重要です。なぜなら、表示デバイスの種類によって、表現力、視認性、設置場所の適性、そしてコストが大きく異なるからです。
大きく分けて「LCDパネル」と「LEDパネル」の2種類が主流となっています。それぞれの特徴を理解することで、貴社の目的や設置環境に最適なデジタルサイネージを選ぶことができます。
3. LCDパネル(液晶ディスプレイ)とは
LCDパネルは、私たちが普段から目にしているテレビやパソコンのモニターなどに広く使われている表示方式です。「Liquid Crystal Display」の略で、日本語では「液晶ディスプレイ」と呼ばれます。
*LCDパネルの仕組み
LCDパネルは、バックライトからの光を液晶分子で制御し、カラーフィルターを通して色を表現します。液晶分子は電圧によって光の透過量を調整し、その光がRGB(赤、緑、青)のカラーフィルターを通過することで、様々な色を再現します。バックライトは一般的にLEDが使われています。
*LCDパネルの主な特徴
・高精細で美しい表示
画素(ピクセル)が非常に細かく、高解像度の映像や画像を鮮明に表示できます。特に文字や細かいグラフィックの表示に優れています。
・比較的安価
同サイズのLEDパネルと比較して、導入費用を抑えられる傾向があります。
・薄型で省スペース
壁掛けやスタンド設置など、様々な場所に比較的スマートに設置できます。
・屋内外での利用
屋内での利用が一般的ですが、高輝度モデルや保護ケースを組み合わせることで、屋外でも利用できる製品もあります。
・輝度(明るさ)の限界
LEDパネルに比べて、明るさの最大値に限界があります。そのため、直射日光が当たる場所など、非常に明るい場所では視認性が低下する可能性があります。
・画面サイズの制約
ディスプレイ単体でのサイズには限界があります。大型化するには複数のディスプレイを組み合わせる「マルチディスプレイ」が必要となります。この場合、ディスプレイ間の「ベゼル(額縁)」が目立ち、表示が分断される可能性があります。
・視野角の特性
角度によっては色合いや明るさが変化する「視野角」の特性があります。最近では改善された製品も増えていますが、完全に均一な表示は難しい場合があります。
*LCDパネルが適しているケース
・屋内の店舗やオフィスで、メニューや商品情報、社内インフォメーションなど、比較的近い距離で高精細な情報を表示したい場合。
・コストを抑えてデジタルサイネージを導入したい場合。
・既存の空間に薄型でスマートに設置したい場合。
・動画コンテンツよりも、文字や静止画がメインのコンテンツを表示する場合。
4. LEDパネル(LEDビジョン)とは
LEDパネルは、「Light Emitting Diode」の略で、日本語では「発光ダイオード」と呼ばれます。その名の通り、小さなLED素子そのものが発光することで映像を表現する表示方式です。デジタルサイネージ業界では、「LEDビジョン」と呼ばれることも多く、屋外の大型ビジョンなどで特に存在感を発揮しています。
*LEDパネルの仕組み
LEDパネルは、赤・緑・青の3色のLED素子が1つの画素を構成し、それぞれのLED素子の明るさを個別に制御することで、あらゆる色を表現します。LCDパネルのようにバックライトや液晶を介さず、LED素子自体が発光するため、非常に明るく鮮やかな表示が可能です。
*LEDパネルの主な特徴
・圧倒的な高輝度と視認性
LED素子そのものが発光するため、非常に高い輝度を実現できます。直射日光が当たる屋外や、日中の明るい場所でも鮮明な映像を表示し、遠くからでも高い視認性を誇ります。
・優れた色彩表現とコントラスト
LED素子の組み合わせによって、非常に豊かな色彩と高いコントラスト比を実現します。黒の表現も深く、鮮やかな映像が特徴です。
・自由な画面サイズと形状
小さなLEDモジュールを組み合わせることで、ディスプレイのサイズや形状を自由に設計できます。数メートルから数十メートル規模の大型ビジョンはもちろん、湾曲したデザインや柱巻きなど、多様な設置環境に対応可能です。ベゼルがないため、継ぎ目のない一体感のある表示が可能です。
・高い耐久性と耐環境性
屋外設置を前提とした製品も多く、防水・防塵性能を備え、温度変化にも強いなど、高い耐久性を持っています。
・視野角が広い
どの角度から見ても色や明るさの変化がほとんどなく、広い視野角を提供します。
・導入コストが高い
LCDパネルと比較して、一般的に導入費用が高額になります。特に高精細なものや大型のものほどコストは上がります。
・画素ピッチと解像度
LED素子間の距離(画素ピッチ)が広くなるほど、近くで見るとドット感(粒状感)が目立つことがあります。高精細な表示を求める場合は、画素ピッチの狭い製品を選ぶ必要がありますが、その分コストも高くなります。
・消費電力
高い輝度を出すため、LCDパネルと比較して消費電力が大きくなる傾向があります。
*LEDパネルが適しているケース
・屋外や半屋外で、遠距離からの視認性を重視し、集客や広告宣伝効果を高めたい場合。
・駅前、商業施設の壁面、大型イベント会場など、非常に明るい場所での設置。
・店舗や施設の顔となるような、インパクトのある大型ビジョンを設置したい場合。
・自由なサイズや形状で、デザイン性の高いデジタルサイネージを実現したい場合。
・ライブ会場やスポーツイベントなど、鮮やかで迫力のある映像を求められる場合。
5. LCDパネルとLEDパネルの比較表
項目 | LCDパネル(液晶ディスプレイ) | LEDパネル(LEDビジョン) |
表示方式 | バックライト+液晶分子+カラーフィルター | LED素子そのものが発光 |
輝度 | 比較的低い(〜1,000cd/㎡程度) | 非常に高い(〜10,000cd/㎡以上) |
視認性 | 屋内・薄暗い屋外で優れる。直射日光下では 低下しやすい。 |
屋外・屋内問わず優れる。直射日光下 でも鮮明。 |
精細度 | 高精細。文字や細かいグラフィックに強い。 | 画素ピッチによる。狭いほど高精細だが コスト増。 |
画面サイズ | 単体では限界あり。マルチディスプレイで 大型化するがベゼルあり。 |
モジュール組み合わせで自由自在。 継ぎ目なし。 |
形状 | 平面が主流。 | 平面、湾曲、柱巻きなど多様な形状に対応。 |
視野角 | 角度により色合い・明るさが 変化しやすい傾向あり。 |
非常に広い。どの角度から見ても 変化が少ない。 |
耐久性 | 屋内向けが主流。屋外向けは保護ケースが 必要な場合が多い。 |
屋外・屋内向けがあり、耐候性・耐久性 に優れる製品が多い。 |
導入コスト | 比較的安価。 | 高価。 |
消費電力 | 比較的低い。 | 比較的高い。 |
主な用途 | 店舗内メニュー、オフィス案内、 会議室、駅構内など |
屋外広告、大型商業施設、イベント会場、 スポーツ競技場、交通機関など |
6. どちらを選ぶべきか?
・目的
どのような情報を、誰に、どのように伝えたいのか。集客、情報提供、ブランディング、広告など、目的を明確にしましょう。
・設置環境
屋内か屋外か。直射日光が当たる場所か、日陰か。視聴距離はどのくらいか。設置スペースの制約はあるか。
・ご予算
導入にかけることのできる費用はどのくらいか。ランニングコスト(電気代など)も考慮に入れましょう。
例えば、
店舗のレジ横で今日のおすすめ商品を鮮明に表示したいのであれば、コストパフォーマンスに優れたLCDパネルが適しているかもしれません。
駅前のビル壁面に、遠くからでも目を引く大迫力の広告を流したいのであれば、高輝度でサイズ自由度の高いLEDパネルが最適でしょう。
まとめ
デジタルサイネージの表示デバイスには、それぞれ異なる特性を持つLCDパネルとLEDパネルがあります。
LCDパネルは、高精細な表示、比較的安価な導入費用、薄型であることが魅力で、主に屋内での高品位な情報表示に適しています。
LEDパネルは、圧倒的な明るさ、自由なサイズ・形状、広い視野角、高い耐久性が魅力で、特に屋外の大型ビジョンや、インパクトを重視する場所での活用に優れています。
LEDパネルを使ったLEDビジョンは、従来の紙媒体よりも訴求力・柔軟性を向上させた、次世代の情報発信ツールで、新たな顧客の獲得や既存顧客への訴求に大きく貢献してくれます。
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