Columnデジタルサイネージマガジン
LEDビジョン製品の品質選択のポイント
お客様の目的に合わせた仕様の製品を見つけることが重要である一方、もう一つ非常に重要なのが「品質」です。
見た目のスペックが同じように見えても、製品の品質はメーカーや製造元によって大きく異なります。低品質な製品を選んでしまうと、故障リスクの増大、色むらの発生、短い寿命、そして結果として高額な修理費用や運用コストに繋がる可能性があります。
今回は、LEDビジョン製品を導入する際に、私たちがお客様に必ずお伝えしている「品質選択のポイント」について、専門的な視点から分かりやすく解説します。長期にわたる安定稼働と最高の映像体験を実現するために、ぜひご一読ください。
1.なぜ品質が重要なのか?
LEDビジョンは、多数の小さなLED素子や電子部品で構成された精密機器です。屋外の過酷な環境に晒されたり、長時間の連続稼働を求められたりすることも少なくありません。
低品質な製品は、以下のようなリスクを抱える可能性があります。
・早期故障
LED素子の不点灯、モジュールの故障、電源ユニットの破損など。
・色むらや輝度むら
設置後まもなく、画面全体に色や明るさの不均一が発生する。
・映像のちらつき
リフレッシュレートが不安定で、映像がスムーズに表示されない。
・短い製品寿命
劣化が早く、想定よりも早く交換や修理が必要になる。
・ランニングコストの増大
消費電力が想定より大きい、故障が頻発して修理費用がかさむ。
このような事態を避けるためには、単に安価な製品を探すのではなく、信頼できる品質の製品を見極めることが非常に重要です。
2.LEDビジョン製品の品質選択のポイント
高品質なLEDビジョンを見極めるには、製品のスペック表だけでは分からない、いくつかの重要なポイントがあります。
*LED素子(光源)の品質
LEDビジョンの「心臓部」とも言えるのが、映像の光を発する「LED素子」です。LED素子の品質が、映像の明るさ、色彩、寿命を大きく左右します。
・使用メーカー
信頼性の高い大手メーカー(例えば、日本の日亜化学工業、台湾のEpistar、米国のCree、中国のNationstarなど)の素子を使用しているかを確認しましょう。これらのメーカーは、品質管理が徹底されており、素子の性能や寿命に関するデータが豊富です。
・素子の種類
SMD(表面実装型)やCOB(チップオンボード)など、様々な種類があります。一般的に、高精細な製品にはSMDが、高い耐久性を求められる製品にはCOBが使われることが多いです。用途に合わせて適切な素子が使われているか確認しましょう。
・輝度:色度の均一性
LED素子一つひとつの発光能力にばらつきがあると、画面全体に色むらや輝度むらが発生します。高品質な製品は、厳しい選別(BINning)を経た、均一な素子のみを使用しています。
【確認のポイント】
・どのメーカーのLED素子を使用しているか、具体的なメーカー名を確認しましょう。
・過去の導入事例で、経年変化による色むらの発生状況などを聞いてみましょう。
*制御システム(コントローラー)の性能
LEDビジョンは、パソコンなどから送られてくる映像データを、LED素子が理解できる信号に変換する「制御システム」によって動いています。このシステムの性能が、映像の滑らかさや安定性を左右します。
・リフレッシュレート:
映像の書き換え速度を示す数値です。リフレッシュレートが高いほど、映像のちらつき(フリッカー)が抑えられ、滑らかな映像が表示されます。特に動画やライブ中継、スポーツイベントなどで効果を発揮します。
[選択の目安]一般的には1,920Hz以上、高画質を求めるなら3,840Hz以上の製品がおすすめです。
・グレースケール
色の階調表現の豊かさを示す数値です。グレースケールが高いほど、色の濃淡が滑らかに表現され、奥行きのある美しい映像になります。
【確認のポイント】
・リフレッシュレートとグレースケールの具体的な数値を確認しましょう。
・実際にデモ機で、動画を再生して映像の滑らかさや色の表現力をチェックしてみましょう。
*基板・電源ユニット・筐体などのハードウェアの品質
LEDビジョンを構成するハードウェアの品質も、製品の耐久性や寿命に直結します。
・基板(PCB)
高温多湿の環境下でも安定して動作する、耐熱性や耐久性に優れた基板が使用されているか。
・電源ユニット
安定した電力を供給できる、信頼性の高い電源ユニットが使われているか。安価な電源ユニットは、故障のリスクが高くなります。
・筐体(フレーム)
屋外設置の場合、筐体の素材(アルミダイキャストなど)や、防水・防塵設計がしっかりしているかを確認しましょう。筐体の精度が低いと、モジュールとモジュールの間に隙間ができ、防水性能が低下したり、画面の継ぎ目が目立ったりします。
・放熱設計
LED素子は発熱するため、適切な放熱設計がされているかを確認しましょう。放熱が不十分だと、素子の寿命が縮まり、故障の原因となります。
【確認のポイント】
・部品メーカーや材質について、専門業者に質問してみましょう。
・筐体は精密に作られているか、実際にデモ機でモジュール間の継ぎ目などを確認してみましょう。
*厳格な品質管理体制
どれだけ高品質な部品を使っていても、製造過程での品質管理が不十分であれば、製品の品質は安定しません。
・ISO認証
国際的な品質マネジメントシステム規格であるISO9001などの認証を取得しているか。
・厳しい検査工程
製造ラインにおける厳しい検査(エージングテスト、防水テストなど)をクリアしているか。特に、工場で一定時間稼働させて初期不良を洗い出す「エージングテスト」は、初期不良率を大きく下げる重要な工程です。
【確認のポイント】
・専門業者を通じて、製造工場の品質管理体制や認証の有無を確認しましょう。
・導入予定の製品が、どのような検査を経て出荷されるのか、具体的に質問してみましょう。
まとめ
【信頼できるパートナー選びが品質の鍵】
LEDビジョン製品の品質は、単にスペック表の数字だけでは判断できません。
・LED素子のメーカーと選別
信頼できるブランドの素子を使用し、厳選されているか。
・制御システムの性能
映像の滑らかさや色表現の豊かさが優れているか。
・ハードウェアの品質と放熱設計
基板、電源、筐体が堅牢に作られているか。
・製造工場の品質管理体制
厳格な検査を経て出荷されているか。
これらのポイントを全て自社で確認するのは困難であり、専門的な知識も必要です。だからこそ、信頼できる販売施工業者を選ぶことが、高品質なLEDビジョンを導入するための最も重要なポイントと言えます。
当社は世界最高品質にこだわった製品のみを厳選してご提案しています。お客様の目的、設置環境、そしてご予算に最適な、高品質で安心してご利用いただけるLEDビジョンをご提供するため、製品選定から施工、そして運用後のサポートまで、トータルでお手伝いさせていただきます。
LEDビジョンを導入をご検討なら、対応エリアNo.1のゼロワンサイネージまでお問い合わせください。
世界最高品質のLEDビジョンを低価格で、お客様のニーズに合わせてご対応させていただきます。